株式会社安成工務店

夏季休暇を利用して京都旅です。

今回は京都の日本海側『伊根』へ行ってきました。

伊根は波が穏やかな伊根湾の入江を取り囲むように、230軒の「舟屋」が水際ギリギリに立ち並ぶ、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されているまちです。

舟屋は、舟を海から引き上げ、風雨や虫から守る為に建てられ、1階は舟の収納、2階はかつて網の干場やり漁具の置き場として使われていました。

江戸時代初期の絵図には湾に沿って家が立ち並ぶ様子が描かれていたそうです。

昔は茅葺きも多く、現在のような形になったのは、明治～昭和初期にかけて。

現役で使用されている舟屋もありますが、現在は2階部分は部屋として、舟を収納しなくなった１階は物干し場や半屋外空間として、椅子を置いてお酒を楽しんでいる方もいらっしゃいました！

住人の方の多くは舟屋には住まず、道路を挟んだ山側の「主屋」にお住まいです。

その主屋と舟屋は昔、近接していたのですが、4mの道幅へ拡張する工事により舟屋が海側へ移設され、その際に瓦葺きの2階建としたり、2階は客間に変更した家もあったそう。

舟屋をイメージしたおしゃれなカフェやリノベを行った宿泊施設もありました！

今回は空きがなく宿泊は断念…

Instagramでよく出てきたおしゃれカフェがあり、思わず入店＆撮影。

時間がゆったりと流れ、思わず飛び込みたくなるほど透明度が高く、とってもキレイな海と舟屋のまちを楽しみました！

次回はどこへ行こうか楽しみです♪

◆設計センター　上田彩