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2025年5月28日(水)

  • 設計センター

【設計センター】ぬか床と味噌

今年、とあるOB様のお宅にてぬか床と味噌を作る体験をさせて頂きました。

一家で本気の自給自足に取り組まれている方で、お話を聞くのが楽しすぎてお邪魔する度に長居をして帰る私です。

普段はワークショップ形式で教室をされておりますが、今回は特別枠にてご教授頂きました。そして図々しくも両方やってみたいです…とお願いしちゃいまして。

 

有難いことに要望が叶い、全ての材料を用意頂いておりまして、私はというと童心に返ってぐちゃぐちゃと混ぜたり投げたりするだけ。

 

ご自身で栽培されたお米から取れた米ぬか、有機栽培の大豆、酒屋さんの酒粕など、拘りの材料を頂きました。

なんと、大豆は朝早くからお庭のかまどで煮て下さる徹底ぶりです!

 

手作りの資料を基に材料の事、作り方、お手入れに関する細かい事まで丁寧に説明頂き、いざやってみよう!

 

 

まずは味噌から。

倍の大きさになるまで煮て頂いた大豆を手で潰していきます。

 

 

 

何事も体験ということで、今回は道具無しでやってみました。

(この後のワークショップは道具アリにされたとか)

大きな容器でぐちゃぐちゃと…なんて楽しい。疲れてきてももっとつぶしてやろう欲が勝って没頭しました。

 

 

大豆に何の麹を混ぜるかで違うものになる。ふとスーパーで何気なく選んでいる味噌の材料の事なんて考えたことなかったなぁと思いました。

 

 

今回は麦麹です。潰した大豆に加えて混ぜていき…最後は容器と味噌の間に空気が入らないように丸めた味噌を叩きつけるようにして入れていく。

 

 

これが難しい。近距離なのに狙ったところにいかない。師匠はパンっと流石の手さばき。私は手首が固いのか弟子はダメダメでした。

どうにかこうにか入れていき、最後は酒粕とラップで蓋をして終わり。

あとは蓋を開けずに我慢して半年ほど待てば食べごろに…。

 

 

お次はぬか床。

これまた用意頂いた材料を…以下略。

 

 

混ぜるだけで手軽にぬか床ができることに感動でした。

ここから1月ほど捨て野菜を入れ替えて育てていく少しもったいないけど大事な作業に入ります。

 

 

そしてその後…

途中、師匠に泣きつきたくなるような変化を起こしながらもようやく落ち着いてきたぬか床。

あの日振舞って頂いた感動的な味には程遠いですが、おいしい!と思えるくらいにはなってきました。

(冒頭の盛り合わせ写真はOB様宅で頂いたものでした)

以前は無印のぬか床が手軽でおいしい~と思って使ってたんですが、完全に乗り換えです。手作りには敵わない。

 

 

味噌は順調に育っております。

我慢我慢。

 

 

材料、手順書、おすすめの容器まで。経験から得られた貴重な情報を沢山頂きました。

 

今思えば、祖母が毎年何十年も感覚だけでやっていたことでした。

祖母からは教わる機会を逃してしまいましたが、思わぬところで機会に恵まれたので大事にしていきたいと思います。

 

そして、作って終わりじゃない、その後も師匠に相談できる。

繋がりって有難いなぁとしみじみしております。

 

他の手作り(食べ物限定)にも手を出したくなる今日この頃です。

 

 

 

【 設計センター】西林 紀江

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