株式会社安成工務店

先週の日曜日、「やまぐちの農林水産物需要拡大協議会」様が主催した「やまぐち good wood life セミナー」に参加してきました。

大会場での2時間半のセミナーです。

私も業界の関係者として聞いておりましたが、内容が充実しており時間を感じさせることなく学びを得ることができました。

最初に、社会保険労務士法人桑原事務所　三浦様より、「事務所を木造化して働く環境がどう変わったのか」を、実験データを元に説明していただきました。

※画像はセミナー配布資料より

リラックス効果や集中力の向上など、様々な有意差が見て取れました。

次に、日建設計 Nikken Wood Lab 大庭様より、設計の立場からの木材利用・木質化についての課題や提言をお伺いしました。

その際、Nikken さんが開発された「つな木」という、木材を簡単に接続するクランプを紹介していただきましたが、手軽に様々な木造設備が組み立てできる非常に面白いプロダクトでした。

※画像はセミナー配布資料より

最後に、フランウッド 高橋様より、木材を利活用する様々な可能性についてヒントをいただきました。特に、フランウッド様の開発した杉や桧をハードウッドにするという考え方は、とても斬新でもっと詳しく知りたくなるものです。

※画像はセミナー配布資料より

こちらの３名の講演の後は、パネルディスカッションです。

フランウッド 高橋様をモデレーターとして、今話題の瑠璃光寺修復作業に携わる協和建設工業様、私たち安成工務店も大変お世話になっているリフォレながとさんとも繋がりの深い木のまちづくり部会様を交え、実体験に基づく様々な木材利用に関する議論が行われていました。

私たち聴講者も、QRコードを読み取って匿名で質問ができるとあって、会場からもたくさんの質問が舞い込み、パネリストの皆様が真摯にご回答いただけていたのが非常に印象的でした。

全体通して木材業界の現状について、問題点も含めて改めて理解することができ、非常に有意義なセミナーでした。

こういったものが全国各地で行われ、国・市町村として林業・木育・木材利用の推進を業界から盛り上げていくことができるよう、私たちも協力していきたいと思います。

■企画室　竹藤