株式会社安成工務店

今回は地球の会のセミナーで岐阜県に行ってきました！

 

まず地球の会とは　

 

NPO法人　環境共棲住宅　地球の会　という団体で

以下のような理念・志を持った団体です。

 

1.　国産材を積極的に活用することで、日本の森林資源を保全していきます。

そして、循環型社会の構築を押しすすめ、地球環境の改善に寄与します。

 

2.　国産材を使用する住宅の意義を日本全国に普及させます。

それが国産材を使用した環境共棲住宅の需要掘り起こしにつながり、

日本の林業の復興に貢献します。

 

地球の会 NPO法人 環境共棲住宅 (https://www.chikyunokai.com/)

 

この会は　安成工務店の理念にも通じており安成工務店の社長　安成信次　が

現在理事長をつとめております。

この会のセミナーに参加させていただきました。

いくつか建物を見学してきましたので一部紹介させていただきます。

 

 

 

岐阜県立森林アカデミーへ

ここは林業と木造建築を学べる短大のようなところでした。

学生といっても皆、成人した方がほとんどで30代40代もいらっしゃって自分の好きなこと、木造建築、林業を学ぶ姿勢はキラキラしていました✨

　木造を学ぶにはとても良い環境で講師陣も素晴らしい方々に教わることができ

実際に木にふれ、自分で作ったりすることもできて木造のプロになれると思える学校でした。

 

山の中腹ぐらいの広場にはMorinosu 森の巣という建物がありました。

 

 

この建物は隈研吾さんが原案とした建物ということになっていますが

隈研吾さんは木を使った建築物を建てますが木造のものが無いので

名前を入れさせて欲しかったようで原案になったとのことでした。

ほとんどの設計はこのアカデミーの学生、講師による設計とのことで

学生としてこのような建築に携われることはとても羨ましいかぎりです。

 

森の巣は片流れの南に向いた屋根で斜め丸太で支えた建物になっていて

日中は陽の光を取り込むことで日が暮れても温かい状態を保つパッシブデザインの建物になっています。

暗くなり寒くなっていたのですが中に入ると日中の窓から取り入れられた熱が残っており何も空調をかけずとも温かい室内になっていパッシブデザインの効果を体感することもできました。

 

 

また、ほんとにすごいと思ったところは

材料をほぼアカデミーの森からアカデミーの学生教授により調達され、

その材料で作られているところが　本当の地産地消　を現実してあり

素晴らしく思いました。

 

 

最期に岐阜市立図書館　

みんなの森　ギフメディアコスモスを少し見学してきました。

この建物は伊東豊雄さんの設計で混合構造の建物です。

 

 

1階を鉄筋コンクリート造（打ちっぱなし）で頑丈な基礎のようになってます。

 

 

（コンクリートの柱）

 

2階を鉄骨造　で大空間をつくる為の細くできる鉄骨を使用し

屋根を木構造　で軽い木格子屋根になってます。

 

 

とても理にかなっている建物に思えました。

 

ちょっとマニアックな内容になってしましました💦

長くもなったのでこのへんで…

岐阜県に行くことがあればぜひ見にいってみてくださーい。

 

■山口支店　白石佳暉