支店ダイアリー

萩と言いますと、吉田松陰や高杉晋作、山県有朋に乃木希典などなど、歴史にそれほど詳しくない私でも何人かの偉人の名前は思いつくほど、歴史ある街です。
そんな萩の城下町にある『菊屋家住宅』を見学してきました。

出身は鹿児島ですが、地元を離れて単身、山口県に本社を置く安成工務店に務めて早11年。
薩長同盟と言いますが、鹿児島と山口の『架け橋』として日々尽力している私の様子を見に、地元から遊びに来た母と妹を萩の城下町へ連れていったことが事の発端となります。
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母と妹は萩焼きの物色に夢中でしたが、木造住宅の設計に従事する私としては、どうしても興味を惹かれるのは萩に残る古い町並みや古い住宅。
さほど興味のなさそうな二人を強引に付き合わせ菊屋家住宅の門をくぐったのでした。

毛利のお殿様の御用商人であった菊屋家には400年の歴史があり、中に展示してある当時の道具や美術品などが丁寧に展示をしてありましたが、 目の行き場は『船底天井』に『左官の壁』『障子』『鴨居や敷居』『畳の縁』『床の間に書院』『土間』
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特に目を奪われたのは、この空間。 とても気持ちのいい縁側です。
中と外をやさしく繋げてくれる『縁側』は日本人の誰もが落ち着ける場所だと思います。
手が届きそうな軒の高さも心地よく、濡れ縁に座ってぼーっといつまでもお庭を眺めていたくなるような居心地の良さです。
古い家にはそういった『日本人が気持ちいいと感じる空間・バランス』のヒントがいたるところにあるように思います。

『日本の住宅の寿命は30年』などと言われていましたが、 本物の素材でしっかり造り、丁寧に手入れをして上手に暮らせば、 この菊屋家のように永く愛される家となります。
住宅の設計士は、いい家を次の世代へ残していく『架け橋』でありたいと思います。

■山口支店 池澤雅彦
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