こんにちは、西田農園の西田です。
西田家も新たな年に「引っ越し」という大きな節目を迎えました。
とは言っても、廊下続きの築50年の母屋に手を入れて移動するという内容です。
普通は新しい家に移るのですが、我が家はこの逆です。
息子がいつかは帰って来るのではと、微かな期待を抱きつつ長い年月が経ち、人が生活しない古屋は老朽化が進み、合板の床が抜けないように足の踏み場を恐る恐る探して歩く始末です。
昨年、僅かな期待を胸に「帰って来る予定ある?」と聞くと、あっさり「ないよ」と単純、明快な返事。
こっちも負けじと「あっそう。」と心は折れながら、何事も無かったような態度。
親からいただいた再建築が出来ない「住まい」、基本構造はしっかりしているが、このまま解体を待つだけか?
そこで、一大決心!
必要最小限の手を入れて、そこに移り、今の住まいを貸そう!
今更、息子が頭を下げて「一緒に住みたい。」と言っても、もう遅いぞ!と涙ぐみながら決断。
先ずは使わなくなった物の処分に始まり、駐車場の拡幅。
床の貼り替えから細々とした所はメンテナンス事業部の鶴田さん、堂下さん、山本さんに施工していただきました。
目の当たりにする床工事は、想像していたより、剥いだ後に接着剤をそぎ落とす手間等が大変そうでした。
私は自宅に対してあまり思い入れがなく、「適当でいいよ。」くらいの感じだったのですが、職人として妥協を許さない鶴田さんの仕事には頭が下がりました。
昨年、完成し、引っ越しが完了しました。